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第4回近畿ITB療法研究会 [痙性麻痺]

4月10日に第4回近畿ITB療法研究会に参加してきました。愛媛ではまだまだ普及はほど遠い状況であり当院ではまだ3例の状況です。そもそもITB療法とは脊髄損傷、脳血管障害、脳性麻痺などが原因でおこる痙縮(痙性麻痺)に対して行う治療です。痙縮をコントロールすることで、患者の持っているパフォーマンスを最大限に引き上げることが可能になる可能性がある治療です。患者の障害の状況にもよりますが車椅子に座れないほど下肢に痙縮がある患者が車椅子に座れるようになったり、二本杖でようやく歩けていた患者が杖無しで歩行できるようになります。愛媛でこの治療を広げようと現在ネットワーク作りをしています。今回の研究会では社会福祉法人大阪障害者福祉・スポーツ協会 大阪市長居障害者スポーツセンター次長の高橋 明先生の特別講演『可能性を信じて 変化する素晴らしさ』ーパラリンピックをとおしてー を聴講しました。私たちが日々接している患者の病院外での活躍や社会参加をあらためて教えていただきました。車椅子バスケッボールは障害者のためから始まったスポーツなのでしょうが、もはやそこから抜け出し、障害のない人と一緒にできるスポーツとして進化発展していることも教えていただきました。スポーツを通して患者が積極的に生きて行けるように支援できることの重要性を知りました。ITBを始め、我々のできることで少しでも多くの障害者の方がスポーツ、社会参加ができるように愛媛でもますます機能外科の輪を広げて行ければと思います。高橋先生熱い講演ありがとうございました。


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松山城花満開 [頭痛外来]

松山城に桜を見に行ってきました。年に数回松山城に登りますが、この時期が一番良いですね。NEC_0272.jpg


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睡眠障害院内勉強会 [頭痛外来]

平成22年3月31日、4月1日の2日間にわたりチェスト株式会社に依頼し睡眠障害の講義を行ってもらいました。睡眠時無呼吸に関する内容が中心でした。睡眠時無呼吸により様々な病気が引きおこされます。糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞など日常診療で我々が治療している病気の原因、増悪因子になっています。またPSG検査といって睡眠時無呼吸の検査についても講義していただきました。現在、私の外来ではこのPSG検査を行っていますが、検査待ちの患者が多くなっていて迷惑をかけていますので、近々に検査機械の追加購入を予定しています。実際検査してみるとかなりの患者に無呼吸があります。これを放置して血圧管理、血糖管理はあり得ないのではないかと今までの自分の診療を反省しています。現在上記病名で加療中の皆様は是非一度検査をお勧めします。

 


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睡眠障害と頭痛 [頭痛外来]

頭痛患者は日本に1千万人ほどいることになっていますが、睡眠障害の患者も負けず劣らず多いはずです。頭痛外来の患者の中でも睡眠障害を合併してい割合が高度です。頭痛を治せば睡眠障害が治る場合と全く関係ない場合、また、睡眠障害を治せば頭痛が治る場合があります。頭痛の原因?誘因?となっている場合は治療しないといけないし、そうでなくてもそれ以外の病気を引き起こすので、治療したほうが良いと考えられます。特に睡眠時無呼吸症候群は治療するべきであると考えています。当科でも睡眠時無呼吸の検査を積極的に行っていますので、気になる方はご相談ください。NEC_0268.jpg


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第7回愛媛県薬剤師会学術大会で口演 [頭痛外来]

最近の頭痛外来と当院頭痛研究班の状況を報告します。年始より頭痛外来を午前午後とも行っているのですが、午前中は通常の脳神経外科外来の患者も来院されますので待ち時間が問題となり、しばしば午後にずれ込みます。午後からの診察のほうが待ち時間が少なく済みますのでご検討ください。頭痛患者の中で睡眠障害やサプリメント、カフェインを多くとってる患者が多い印象です。今年はこれらの研究をする予定です。また鉄欠乏性貧血も合併していて、それが頭痛の誘因となっている患者も多いので、血液検査でフェリチンを測定し、ある一定の値まで鉄剤を内服するほうが良い印象です。これには5年前から注目して治療していました。また昨年の頭痛学会でも報告されています。それから、本日2010年2月21日、当院薬剤師の小野彰子さんが第7回愛媛県薬剤師会学術大会で、『薬剤が関与すると考えられる頭痛に対する検討』で薬物乱用頭痛について発表しました。頭痛時に内服する鎮痛薬が原因で頭痛が慢性化する病気です。頭痛が治らない人は頭痛外来を受診してください。また、病院で治療中でも頭痛の頻度や程度が改善しない患者は頭痛専門医の診断を受けるほうが良いと思います。当院では今後更に医師、看護師、薬剤師で連携をとって頭痛診療を行っていきたいと考えています。今日の松山市はとても暖かい良い天気でした。NEC_0267.jpg


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あけましておめでとうございます [頭痛外来]

年が明けてもう1週間が経ってしまいました。頭痛外来も始動しました。少しでも頭痛の患者が楽になるように今年も全力で診療していきたいと思います。月、金は神経内科の矢部先生に手伝っていただきます。初詣で当院頭痛患者の頭痛治癒を願ってきました。その帰りに道後温泉本館の横で変な木を見つけました。NEC_0263.jpg


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済生会松山病院『頭痛外来』診察日変更について [頭痛外来]

頭痛外来の診察日と時間を増やして、より患者のニーズに合うようにしようと思います。

来年平成22年1月より頭痛外来は月〜金の午前(9〜12時)と午後(14〜17時)に増えます。

月・金は矢部医師(神経内科)が担当し、

火・水・木は従来通り、田中(脳神経外科)が担当します。

急患はこの時間内であれば受け付け可能です。頭痛患者がより受診しやすい外来にできればと考えております。


片頭痛のコントロールの仕方 [頭痛外来]

外来に来られる一次性頭痛患者のほとんどは片頭痛です。頻度的に緊張型頭痛の方が多いのですが、頭痛の程度が片頭痛に比較して軽いため、頭痛外来を受診する可能性が低くなるからと思います。従って、外来に来られた患者のほとんどが片頭痛となります。ここの診断ができていないと治療しても頭痛は治まりません。また、間中先生の頭痛の一元論があります。片頭痛患者は緊張型頭痛と共存しており、緊張型頭痛から片頭痛に移行することもあると言う概念です。私も賛成です。これを知らないと緊張型頭痛の診断となり治療が上手くいかない場合もでてきます。また、片頭痛の診断ができても、共存症(高血圧・高脂血症・アレルギー性鼻炎・睡眠障害など)や頭痛の誘因(睡眠不足・過睡眠・コーヒーなどのカフェイン・運動不足・低血糖・脱水・アルコール摂取・月経)をうまく治療に生かさないとトリプタンで頭痛を治めるだけで、頭痛の程度も頻度も変わらない状況となり、本来ならもっと良くなる患者に対して漫然とトリプタンを処方するだけになってしまいかねません。片頭痛を持っている方は共存症、誘因をコントロールすることで今よりコントロールができやすくなりますので、治療しているけど頭痛の頻度が減らない患者は、もう一度、主治医と状態の見直しをしてみることを勧めます。


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最近の状況 [頭痛外来]

ここ数週間の頭痛の新患の状況ですが、副鼻腔炎による頭痛が増えています。

昨年はインフルエンザ後の鼻炎・副鼻腔炎で頭痛を起こした患者が1月から3月に多かったのですが、今年は早くも同様の状況になっています。 当院職員も片頭痛と長引く咳で頭部MRIを施行し副鼻腔炎が見つかりました。

頭痛、咳、鼻症状のある人、アレルギー性鼻炎の既往があり頭痛の出現した人は鼻炎・副鼻腔炎をみておく必要があります。

患者からの問い合わせで、頭痛外来の曜日を尋ねられますが、頭痛外来は現在、火、水、木にしています。


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イミグラン皮下注キット説明会 [頭痛外来]


11月13日、イミグラン皮下注キットの使用方法説明を

グラクソ当院担当者から病棟看護師と頭痛スタッフに行いました。

頭痛外来のある当院でもこのキットの存在はほとんど知られていません。

当院では月経時片頭痛に用いようかと考えています。

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