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第5回近畿ITBカンファランス [痙性麻痺]

平成23年2月26日に第5回近畿ITBカンファランスが大阪で開催されました。
今回、『難治性疼痛で紹介された患者に対してITB療法が有効であった1症例』を発表させてもらいました。
内容としては難治性疼痛であったが、症状を良く観察することで痙縮の要素があれば、ITB療法が奏功すること、
また、ジストニアのような不随意運動にも効果があることを報告。
それ以外の疼痛に対してもバクロフェンのボーラス投与は効果が期待でき、持続投与では今後の検討が必要であることも追加させてもらいました。
それと同時に当院の理学療法士:光宗 雅人が『ITB療法後のリハビリテーションプログラムについての一提案』を発表しました。この内容の最も大事なことは、一度経験しプログラミングされた行動は片麻痺、対麻痺で一度障害されても、ITB療法で痙縮をとり動きやすくすることで、すぐに動きの勘を取り戻し少しのアドバイスでプログラミング通りの動きを取り戻すことができることである。従って、リハビリテーションとは元の勘を取り戻すように誘導することと、そのための痙縮コントロールを適切に行うことが大事な点である。
一般的に行われているリハビリテーション病院での毎日の苦しいリハビリテーションは当施設でITB療法を行いリハビリテーションを行っている患者の機能回復を目の当たりにすると、無意味にさえも思えてくるのが現実である。
今後は他施設のリハビリテーションスタッフと交流しITB後のリハビリテーションプログラムのガイドライン化ができればと考えている。

タグ:ITB 痙縮 疼痛 SCS
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第11回愛媛県作業療法学会 [痙性麻痺]

1月30日の第11回愛媛県作業療法学会で、痙性麻痺に対するITB療法とリハビリテーションについて当院の作業療法士が演題発表します。痙性麻痺については重症な方だけではなく、軽症な患者にもITB療法が有効であり、痙縮コントロールの状況に合わせた段階的なリハビリテーションが必要です。また、特発性正常圧水頭症に対して2月12日の日本特発性正常圧水頭症研会で演題発表する予定です。正常圧水頭症については診断にもちいる検査方法の検討について発表します。2月9日には愛媛頭痛研究会があり、間中病院の間中先生の特別講演が予定されています。

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第4回近畿ITB療法研究会 [痙性麻痺]

4月10日に第4回近畿ITB療法研究会に参加してきました。愛媛ではまだまだ普及はほど遠い状況であり当院ではまだ3例の状況です。そもそもITB療法とは脊髄損傷、脳血管障害、脳性麻痺などが原因でおこる痙縮(痙性麻痺)に対して行う治療です。痙縮をコントロールすることで、患者の持っているパフォーマンスを最大限に引き上げることが可能になる可能性がある治療です。患者の障害の状況にもよりますが車椅子に座れないほど下肢に痙縮がある患者が車椅子に座れるようになったり、二本杖でようやく歩けていた患者が杖無しで歩行できるようになります。愛媛でこの治療を広げようと現在ネットワーク作りをしています。今回の研究会では社会福祉法人大阪障害者福祉・スポーツ協会 大阪市長居障害者スポーツセンター次長の高橋 明先生の特別講演『可能性を信じて 変化する素晴らしさ』ーパラリンピックをとおしてー を聴講しました。私たちが日々接している患者の病院外での活躍や社会参加をあらためて教えていただきました。車椅子バスケッボールは障害者のためから始まったスポーツなのでしょうが、もはやそこから抜け出し、障害のない人と一緒にできるスポーツとして進化発展していることも教えていただきました。スポーツを通して患者が積極的に生きて行けるように支援できることの重要性を知りました。ITBを始め、我々のできることで少しでも多くの障害者の方がスポーツ、社会参加ができるように愛媛でもますます機能外科の輪を広げて行ければと思います。高橋先生熱い講演ありがとうございました。


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