SSブログ

第4回近畿ITB療法研究会 [痙性麻痺]

4月10日に第4回近畿ITB療法研究会に参加してきました。愛媛ではまだまだ普及はほど遠い状況であり当院ではまだ3例の状況です。そもそもITB療法とは脊髄損傷、脳血管障害、脳性麻痺などが原因でおこる痙縮(痙性麻痺)に対して行う治療です。痙縮をコントロールすることで、患者の持っているパフォーマンスを最大限に引き上げることが可能になる可能性がある治療です。患者の障害の状況にもよりますが車椅子に座れないほど下肢に痙縮がある患者が車椅子に座れるようになったり、二本杖でようやく歩けていた患者が杖無しで歩行できるようになります。愛媛でこの治療を広げようと現在ネットワーク作りをしています。今回の研究会では社会福祉法人大阪障害者福祉・スポーツ協会 大阪市長居障害者スポーツセンター次長の高橋 明先生の特別講演『可能性を信じて 変化する素晴らしさ』ーパラリンピックをとおしてー を聴講しました。私たちが日々接している患者の病院外での活躍や社会参加をあらためて教えていただきました。車椅子バスケッボールは障害者のためから始まったスポーツなのでしょうが、もはやそこから抜け出し、障害のない人と一緒にできるスポーツとして進化発展していることも教えていただきました。スポーツを通して患者が積極的に生きて行けるように支援できることの重要性を知りました。ITBを始め、我々のできることで少しでも多くの障害者の方がスポーツ、社会参加ができるように愛媛でもますます機能外科の輪を広げて行ければと思います。高橋先生熱い講演ありがとうございました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。