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第7回愛媛県薬剤師会学術大会で口演 [頭痛外来]

最近の頭痛外来と当院頭痛研究班の状況を報告します。年始より頭痛外来を午前午後とも行っているのですが、午前中は通常の脳神経外科外来の患者も来院されますので待ち時間が問題となり、しばしば午後にずれ込みます。午後からの診察のほうが待ち時間が少なく済みますのでご検討ください。頭痛患者の中で睡眠障害やサプリメント、カフェインを多くとってる患者が多い印象です。今年はこれらの研究をする予定です。また鉄欠乏性貧血も合併していて、それが頭痛の誘因となっている患者も多いので、血液検査でフェリチンを測定し、ある一定の値まで鉄剤を内服するほうが良い印象です。これには5年前から注目して治療していました。また昨年の頭痛学会でも報告されています。それから、本日2010年2月21日、当院薬剤師の小野彰子さんが第7回愛媛県薬剤師会学術大会で、『薬剤が関与すると考えられる頭痛に対する検討』で薬物乱用頭痛について発表しました。頭痛時に内服する鎮痛薬が原因で頭痛が慢性化する病気です。頭痛が治らない人は頭痛外来を受診してください。また、病院で治療中でも頭痛の頻度や程度が改善しない患者は頭痛専門医の診断を受けるほうが良いと思います。当院では今後更に医師、看護師、薬剤師で連携をとって頭痛診療を行っていきたいと考えています。今日の松山市はとても暖かい良い天気でした。NEC_0267.jpg


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