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済生会松山病院『頭痛外来』診察日変更について [頭痛外来]

頭痛外来の診察日と時間を増やして、より患者のニーズに合うようにしようと思います。

来年平成22年1月より頭痛外来は月〜金の午前(9〜12時)と午後(14〜17時)に増えます。

月・金は矢部医師(神経内科)が担当し、

火・水・木は従来通り、田中(脳神経外科)が担当します。

急患はこの時間内であれば受け付け可能です。頭痛患者がより受診しやすい外来にできればと考えております。


片頭痛のコントロールの仕方 [頭痛外来]

外来に来られる一次性頭痛患者のほとんどは片頭痛です。頻度的に緊張型頭痛の方が多いのですが、頭痛の程度が片頭痛に比較して軽いため、頭痛外来を受診する可能性が低くなるからと思います。従って、外来に来られた患者のほとんどが片頭痛となります。ここの診断ができていないと治療しても頭痛は治まりません。また、間中先生の頭痛の一元論があります。片頭痛患者は緊張型頭痛と共存しており、緊張型頭痛から片頭痛に移行することもあると言う概念です。私も賛成です。これを知らないと緊張型頭痛の診断となり治療が上手くいかない場合もでてきます。また、片頭痛の診断ができても、共存症(高血圧・高脂血症・アレルギー性鼻炎・睡眠障害など)や頭痛の誘因(睡眠不足・過睡眠・コーヒーなどのカフェイン・運動不足・低血糖・脱水・アルコール摂取・月経)をうまく治療に生かさないとトリプタンで頭痛を治めるだけで、頭痛の程度も頻度も変わらない状況となり、本来ならもっと良くなる患者に対して漫然とトリプタンを処方するだけになってしまいかねません。片頭痛を持っている方は共存症、誘因をコントロールすることで今よりコントロールができやすくなりますので、治療しているけど頭痛の頻度が減らない患者は、もう一度、主治医と状態の見直しをしてみることを勧めます。


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