最近の状況 [頭痛外来]
ここ数週間の頭痛の新患の状況ですが、副鼻腔炎による頭痛が増えています。
昨年はインフルエンザ後の鼻炎・副鼻腔炎で頭痛を起こした患者が1月から3月に多かったのですが、今年は早くも同様の状況になっています。 当院職員も片頭痛と長引く咳で頭部MRIを施行し副鼻腔炎が見つかりました。
頭痛、咳、鼻症状のある人、アレルギー性鼻炎の既往があり頭痛の出現した人は鼻炎・副鼻腔炎をみておく必要があります。
患者からの問い合わせで、頭痛外来の曜日を尋ねられますが、頭痛外来は現在、火、水、木にしています。
イミグラン皮下注キット説明会 [頭痛外来]
11月13日、イミグラン皮下注キットの使用方法説明を
グラクソ当院担当者から病棟看護師と頭痛スタッフに行いました。
頭痛外来のある当院でもこのキットの存在はほとんど知られていません。
当院では月経時片頭痛に用いようかと考えています。
服薬指導勉強会 [頭痛外来]
昨日、当院薬剤師向けの服薬指導の勉強会を行いました。主に片頭痛に対するトリプタンと維持療法薬の使い方について話しました。トリプタンは一般には頭痛が起ってからできるだけ早く服薬するように指導しますが、市販薬の予防内服に慣れている片頭痛患者ではトリプタンの早すぎる服薬が問題となります。この場合、遅れて服薬するよりも効果がでないので、服薬指導で注意すべき点です。
また、数種類のトリプタンの 使い分けや、注射・点鼻・制吐薬の使い方について指導し、皮質拡延性抑制、三叉神経血管説から維持療法で使用する薬剤について解説した。
片頭痛の共存症(高血圧、高脂血症、うつ状態など)についても治療薬を提示し話をすすめた。
今回の勉強会での知識を元に、今後トリプタンを処方された患者に手渡す服薬の注意事項の内容を改変する予定である。